HDMI変換基板


2012.04.07 HDMI変換基板を作る




この基板は龍一さんの提案で私がCADった基板です。

このところQA550からDAC、MEMBUF基板からDACへの配線をどうするかが課題でした。
そんな時に龍一さんがHDMIコネクタを使ってQA550と接続出来る基板を作ってほしいとリクエスト
がありました。LANケーブルならツイストペアだから良いんじゃないかとも思ったりもしましたがバラしてみると
2重シールドのツイストペアが5組も入っているのでHDMIに決定しました。

市販されているケーブルがあるのは知っていましたが差動のドライバとレシーバが入っています。
昔オーディオメーカーにいた時デジタル信号と言えどもバッファ1つ入れただけで音質が劣化する
という体験をしていたのでダイレクトに接続出来るケーブルが欲しいと思いました、はたして
差動でもないただのケーブルで音が出るか?という不安はありましたが、とりあえず作ってみることにしました。


アートワークはこんな感じです。


ベタを塗ると




基板が出来上がって来ました。




組み立てたところです。





ケーブルをバラすとこんな感じです。




型番も分かるようにもう1枚、先日買いに行ったら同じケーブルは無かったですね。
袋の中に入っているのはRSのHDMIコネクタですので関係ありません。




ksさん情報では大阪の千石で買ったケーブルは下記の赤丸の部分がGNDに接続されていなかった様です。




秋葉原の千石で買った私のケーブルは大丈夫でした。








↓pin配置表のpdfは以下です。

pin配置表



pin配置表の通り裏側でGNDを接続しています。 本当はこの接続で専用に作ろうかと思ったのですが、汎用性がなくなるということで今の基板になりました。








私が使っているコネクタは平べったい方が

RS品番 720-6003 メーカー/ブランド名 Molex メーカー 型番 47151-1001





ネジ止め方式の物は

RS品番 720-6006 メーカー/ブランド名 Molex メーカー 型番 47151-1002 です



今回のHDMI変換基板に関して、HDMIケーブルのpin配置情報を出しましたが、
適当なpinに高速な信号を割り当てたら動作しないケースが出てきますので気をつけて下さい。

例えば私の場合
信号を通しているのは3番pin、6番pin、9番pin、です。

1番pinは3番pinのツイストペアなのでGNDへ、2番pinは1番pinと3番pinのシールドなのでGNDへ
4番pinは6番pinのツイストペアなのでGNDへ、5番pinは4番pinと6番pinのシールドなのでGNDへ
7番pinは9番pinのツイストペアなのでGNDへ、8番pinは7番pinと9番pinのシールドなのでGNDへ

といった具合で使っています。


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