2024.03.10
新しいフィルター基板の検討
龍一さんからフィルター基板をリニューアルしないかというお話しが来ました。
部品を送って頂いたので早速検討してみましょう。
2024.03.10 新しいフィルター基板の検討
↓部品が送られてきましたのでまずは並べて検討です。
端子台がかなりゴツい物になった事と丸い端子台も使える様にしたいとの事なので検討しましょう。
コアも大きくなったので基板が大きくなってしまいそうです。
まずは回路図を書いてみましょう。
CADで部品を作成して並べてみました。
Xコンが増えたのとBRが増えたことに端子がおおきくなったので
現在の基板よりだいぶ大きくなってしまいました。
これはちょっと考え直さないと。
2024.03.17 新しいフィルター基板アートワーク完了
↓配置が終わって一気にアートワーク終了しました。
↓部品点数が増えた割に基板を小さくするこ事が出来ました。
原寸大で印刷してお花で使うオアシスの上に実装してみました。
かなりギチギチですがなんとか収まってくれました。
試作を出図しましょう。
2024.03.24 基板到着
↓基板が到着しました。裏面は好きな材料で裏打ち出来るようにレジストを剥がしています。
部品は用意してあったので一気に組んでしまいました。
音はどうでしょうか。
すごい!これは激変レベルでしょう。プラシーボ全開ですが
今までのフィルターはピアノのアタックが際立っていてピアノがピアノらしく鳴ってくれて
ノイズフロアが下がって各楽器の音がくっきり聞こえるのが特徴でした。
新しいフィルター基板は冷アタックはそのままに太さが加わりさらにピアノらしくなりました。
シンバルのタッチも粒立ちが際立って良いですこちらもアタックが素晴らしいです。
弦楽器も今まで聞こえなかった音が聞こえる様になったので音が濃く聞こえます。濃くなるのって
あまり良くない事もありますが、このフィルター基板は静かさの中に音の数は増えるので音量を上げた
様な感じで聞こえます。これは良いです。高域を出すのは沢山手立てがあって楽なのですが、低域を出すのは
難しいので救世主になるのではないかと思います。
2024.04.07 1stロット発注
↓基板のイメージデーターがメーカーから届きました。
龍一さん、thさん、はうあみさんにご協力頂き試作を行いました。
皆さんかなり高評価を頂き
低域の沈み込みと末広がりが段違いです。
キレが良くなり明瞭さアップ。音量を上げたような感じ。低域もしっかりしていい。
オヤイデの純銀線を使うと3時間ほど鳴らしたらかなりキレキレになってきた。
聴き比べると現行の方が音が薄く感じる。試作版(改)は高域がくっきりして
全体的にシャープになったが腰高になったわけではなく低域も厚くなって立体感が増したような感じとの事です。
私の印象ともほぼ同じ傾向なので本番1stロットを発注しました。
2024.04.14 1stロット金フラッシュ基板到着
Filter2024基板の金フラッシュ版が届きました
↓頒布はこんな感じ
2024.04.21 thさんがケースを作ってくれました
↓これはもう製品レベルです!
↓こんな感じで中に基板を入れて配線を行います。
↓完成!これなら簡単に色々な機器が接続出来ますね。AMPに試したら良かったとかCDPに試したら良かった等。
2024.04.26 BOOTHで出店しました
フィルター基板の金フラッシュ版と無メッキ版をBOOTHで出店しました。
倉庫には既に納品されていますが、出荷に7〜10営業日かかるとの事です。
BOOTH売り場へ
2024.05.04 BOOTHで出荷開始!すでに残りわずか。
BOOTHで出荷開始になって1日ですが、既に残りわずかになってしまいました。
BOOTH売り場へ
2024.05.18 千石電商で販売が開始されました。
千石電商の店頭と通販で販売が開始されました。
千石ネット通販
店頭の写真はこちら、ネジ端子も5個パックに小分けされて売っています。
2024.05.26 アスキーとエルミタージュ秋葉原に紹介されました。
アスキーとエルミタージュ秋葉原に紹介されました。
千石ネット通販
2024.07.28 フィルター基板の裏打ちの効果。
thさんやはうあみさんが試して良かったと言っていた裏打ちをしてみました。まだ表は細いまま。
Nicki Parrottの Moon Riverを聴いてみて、この曲にまだこんな音が入っていたのかと再発見しました。
ハイハットが開く瞬間のシュワーンとした響きが絶妙でした。次は表も太くしてみます。
2024.08.25 フィルター基板一筆書き。
皆さんの作例で表も裏も太い線で、というのが流行っているので2mmは無理なので1.6mmでやってみました。
前回の裏打ちだけでも効果が大きかったですが、全部太い線、一筆書きは低域も充実して更にバランスが良いです。
今回はPCOCCという入手の難しい配線を使いましたが次はOFCでもやってみたいと思います。
表側です。1.6mmでも曲げるのは十分難しいです。
裏側です。0.8mmの線で長さを確かめてからやったのですが、曲がり角が大きくなってしまうので
ギリギリになってしまいました。少し長めにしないと駄目ですね。
組み立てマニュアルです。
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