2015.01.25 フィルター基板の検討




以前
づかさんのページを見て作ってみたら雑味が取れて聴き疲れしない音になったので
気に入ってそのまま使っています。
これもユニバーサル基板で作っているので冬休みに基板化したいなー、と思っていました。全く同じタイミングで龍一さんも欲しいとのことでしたので
今度はこれを検討してみましょう。


2015.02.01 ユニバーサル基板バージョン

↓3年ほど前に作った旧バージョンです。





フィルターに使うコアを吟味するため数種類買いました。

アミドンとうたっているマルツと千石のコアは光のあたり具合で黒っぽかったり白っぽかったり
しますが、実際に手に取って良く見ても違いが分かりません、ラジオデパートのは他のものより
白っぽいですが、以前はラジオデパートのが黒くて千石のが白っぽかったこともあり、ロットによる
ばらつきの範囲と思われます。
ラジオデパートのおっちゃん曰く、アミドンは商社の名前でコアを作っているメーカーは同じ所との
こと。形状も細かく見ても同じで同一の物と判断しました。セットで添付する場合千石の物にしようと思います
龍一さんがDのコアを送ってくださるとのことなので、トヨムラのアミドンのデーターシートが付いたものも見比べて
最終的に決めます。
↓順番を入れ替える前写真です。マルツの物が黒く見えます。





↓こちらは順番を入れ替えた写真です。千石の方が黒く見えます。










2015.02.08 コア勢揃い

↓龍一さんに送ってもらったDのコアとトヨムラのアミドンのデータシート付きのコアも揃いました。
トヨムラのコアだけちょっとカーブが滑らかな感じがします。これもロットバラつきの範囲かもしれません。
少しコイルを巻いてインダクタンスを測ってみしょう。残りの4種はどれも同じものと感じました。











2015.02.14 試作

↓回路図です、進化系になっています。



↓少し大きめのコンデンサーも載せられる様にしてみました。





↓本番は秋月の。メタライズド・ポリエステル・フィルムコンデンサー0.1uF/400Vを2個添付する予定です。









ファインメットビーズ、またはコアは。
海神無線さんの物を使用予定です。





2015.02.22 試聴


これはすごい、最近作った物の中でこんなに変化の大きい物は無いです。
AUDIO工作で変化の度合いとしては激変に近いと思います。

何がすごいって、まず、
静寂の部分が本当に静寂になります。だから楽器の1つ1つがはっきり聞こえてくる。
DACのザラつきが取れて澄んだ音になり聴き疲れしない音になりますね。ボーカルのカサつきが無くなります。
これも静寂のおかげでしょうか、音場が上下、左右、奥行き方向に広がります。
ピアノのアタック音が冷たくシャープに立ち上がりピアノがピアノになります。
オーケストラのホール感がありありと聴こえます。
いやいや、ロックやポップスだって良いですよ、ボーカルが前に出て他の楽器も1つ1つ分離されます。

本当に音楽を聴いているのが楽しくなりいつまでも聴いていたい気持ちになります。

いやプラシーボ全開かもしれませんが、濁りが取れてお酒で言えば大吟醸といったところでしょうか。
ファインメットがデジタル系のノイズをカットしてAMP本来の持ち味が出るんでしょうかねー。

早く基板化しなくっちゃ。


各コアの測定結果


コアに各々3ターン巻いた時のインダクタンスを測ってみました。

ラジオデパート 5.6
マルツ      5.6
デジット     5.6
アミドン     10.2

アミドンだけ突出してほぼ倍のインダクタンスが得られます。何度やっても
アミドンだけ高いです。
ということは、アミドン以外はニセモノなのでしょうか。

どうしよう、千石の200円とアミドン(トヨムラ)700円では500円の差が出ます。頒布の価格がいきなり上がって
しまうのもいやな方も多いでしょうし、アンケートで決めましょうか。

それからこのフィルターはコモンモードチョーク+ノーマルモードチョークを使った一般的な物ですのでタイトルをフィルター基板に変更しました。
↓コモンモードチョーク+ノーマルモードチョークの資料はここです。
村田製作所資料





2015.02.27 配置決定

配置はこんなものかな。
でかいコンデンサーを載せられる様にしたのがかなりネックで性能の悪化を招きそうです、アートワークの結果次第では
標準の物だけにするかもしれません。
現状のサイズは41mm×72mmです。







2015.02.28 アートワーク

まずはいつも私が使うベタ塗りでパターンを書いてみます。
うーん、今回はAC100Vを扱うので沿面距離を取りたいのでベタ塗りは向いていない様です。






次は部品面(赤)と半田面(青)を足して同じ面積になるように引いてみました。
うーん、これまた左右で形状が違ってしまって美しくありません。






これが最終、部品面(赤)と半田面(青)を同じ形状とし、140umの銅箔厚ですから280umになるように引いたもの。
これなら左右も対象になり電流の流れにも良さそうです。






基板は0.1mm単位でシェイプしてシェイプして72mm×39.5mm
で作れそうです。


頒布内容

考えが二転三転してしまいますが、1月28日に頒布するなら「最高の部品をフルセットで」と書いていることもあり、
使うコアのアンケートをやって、何セット欲しいかのアンケートをやり、頒布受付をしていたら実際の頒布がえらく
先になってしまうので、アミドンのコアを含むフルセットで何セット欲しいかのアンケートをやり、頒布受付をしよ
うと思います。これから基板を出図して、基板が上がり、買い出し、試作とやっていると丁度良いタイミングになり
そうです。
スケジュール的には、3月1日からアンケート開始、3月15日から頒布受付開始、3月21日試作、3月29日受付終了、4月4日発送

↓頒布内容のセットイメージです。



セット内容
1.アミドンのコアデーターシート付き未開封
2.海神無線さんのファインメットコア×2個
3.オヤイデの銀メッキ0.8mm単線ジュンフロン(FEP)被覆1.2m
4.基板
5.REYの1/4W×3本
6.端子台
7.秋月のニツセイMMCシリーズ、0.1uF/400V×2個
8.千石のヒューズ



今回試作してみて結果が良かったので、これまで作って来たDAC全てにこの基板を入れたくなりました。今後作る物には
全部入れるでしょう。HENの小さいケースに入れてしまった物のためにこの基板を内蔵したテーブルタップを作ろうかな。







お知らせ2015.03.01 Filter基板のアンケート

Filter基板のアンケートを行います。(受付ではありません)部品を揃える為の数を調査します。
本番の頒布受付は他の基板も合わせて3月15日から行います。
尚、コアはアミドンのコアで決定です。

アンケートのメールのタイトルは

Filter基板アンケート

としてください、上記のタイトル名をコピーペーストして送ってください。
希望の基板と枚数は下記の一覧をコピーペーストして下さい、要らない基板はその行を削除してお送り頂けると助かります。




アンケートではありますが、

郵便番号
住所
氏名
電話番号を送ってください。


メールはこちら
Mail to:
k.handa4344@gmail.com







2015.03.10 Filter基板の追加情報


現在アンケート中のFilter基板に関しまして、アミドンのコアはトヨムラさんで確保出来たのですが、
ファインメットコアの在庫を海神無線さんに確認したところ現時点の希望者全ての方にお送り出来る数量
には足りていません、すぐに再発注をお願いしてあり、大多数の方には送れるのですが、後半でアンケート
に答えていただいた方には5月半ば〜5月末くらいにならないと発送出来ない可能性があります。

3月15日から正式受付を行いますが、アンケートにお答えいただいた順番に受付いたします。

ご迷惑をおかけしますがご容赦下さい。




2015.03.28 アミドンのコア到着

アミドンのコアが届いたので早速測定してみました。間違いなく本物です。






○石の物、3ターンで5.4uHでした。




トヨムラさんで買ったアミドンのコアは8.2uHでした。やはり全然違いますね。


現在発送の準備中です。 潤フロン線をセットに入れる時に手間がかかるとは予想していたのですが、痛い思いをするとは想定外でした。
潤フロン線を測って切る時、丸める時、束ねる時、それぞれ指先に食い込んで痛くて作業を続けられなくなります、
輸送の途中で曲がらない様に小さめに丸めているのでかなりグリグリと巻かなくてはなりません。
先週も作業をして、今週も続きをしているのですが、痛い、痛い。なんとか来週の発送までに間に合わせなくては。








2015.04.04 Filter基板発送情報


3月6日20:28分までにアンケートにお答え頂いた方に発送が出来ました。
それ以降の方は5月中旬から5月末くらいに発送予定です。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。ファインメットコアが入り次第お送りします。
急がないと書いて頂いた方は5月発送とさせて頂きました。
ご協力ありがとうございました。


今回の頒布内容は写真の様な荷姿でお送りしています。
付属の潤フロン線は半分に切って17ターンずつ巻いて残りの線をそれぞれ
ファインメットコアにそれぞれ1ターン巻ける長さとなっています。
潤フロン線が指に食い込んで痛くて途中で長さが短くなってしまったセットが数セットあります。
その場合12cmの潤フロン線を別途付けてありますので12cmの方でファインメットコアに巻いて下さい。

私の好みはアミドンのコアに14ターンでした、17ターン巻くとちょっと抑圧された感じを受けました。
皆さんも色々試してみて下さい。












2015.04.25 Filter組み立て情報


頒布の作業が忙しく、マニュアルすら作っていませんでした。
写真が全てですので解説します。

写真右側が入力です。

ファインメットコアに潤フロン線を1ターンしてあります。
アミドンのコアへは下から入って巻き終わりが左側になりアミドンのコアの上から潤フロン線が
出る様にします。巻線はキャンセル巻なので2本とも入力側はアミドンのコアの下側から入り
アミドンのコアの上側から出る様に巻きます。付属の潤フロン線で17ターン巻けますが私が試した
ところと既に作られた方の感想から14ターンくらいが良い様です、17ターン巻いて少しずつ解いて
自分の好みに合わせて使って下さい。

フューズをどうしたら良いかと聞かれることがあるのでここで触れておくと、コンデンサーの
リアクタンスはR = 1 / ( 2πfC )で求まりますので0.1uFの場合50Hzでは31.8KΩ、60Hzでは
26.5KΩです。これにシリーズに16Ωが入っているのですが、無視出来るくらい小さいので
抵抗、コンデンサーに流れる電流は100V/26.5KΩで3.77mAです。
まあほとんど電流は流れません。この基板はコンデンサーをシリーズに繋いでいるので容量は
1/2になるので0.05uFになるため電流は更にその半分になります。
50Hzの地域にお住まいの方は100V/31.8KΩ=3.1mAの半分1.55mAが流れます。ちなみにこの時の
16Ωの電力はI^2*Rより0.000158Wです。

フューズを付けた方が良いのかという質問を受けますが、頒布している私がジャンパーして良いと
は言えません、少しでも音が良い方が良いと思う方は自己責任でジャンパーして下さい。
コンデンサーもシリーズではなく1個をジャンパーした方が音が良いと言う方が多いのでこれも
試す方は自己責任でお願いします。












2015.05.17 Filter基板を使ったテーブルタップを作成しました


これまでに作ったDAC全てに Filter基板を入れようと思いましたが、HENのケースにギリギリのスペースで入れてある物には
どうしても入れる場所がありません。
そこで、 Filter基板内蔵のテーブルタップを作って見ようと思いました。
まずはオヤイデでケース480円、パネル580円、コード押さえ180円を買いました。肝心のコンセントですが、安い物だと450円くらい
ですが、メッキしていない物が欲しかったので少々お高いですが2,500円の物を買いました。それでも全部で5,000円しません。






家に帰ってきて早速中に入れてみるとドンピシャじゃあありませんか、ケースを特注で作ろうとも思ったのですが、これなら
わざわざ特注する必要はありません、480円ですし。






コンセントを載せてみます、おっと、端子台とフェインメットコアの一部が当たります。端子台は取ってファインメットコアを
少し寝かせるとクリアランス0ですが、なんとか入ります。







実際に基板を固定してACケーブルをハンダ付けしたところです。






とりあえず手元に有った潤フロン線で基板とコンセントを接続します。






本当にギリギリですがピッタリと収まりました。







カバーを取り付けて完成です!早速試聴してみましょう。






あー、これこれ、これですよ。音楽の途中で無音部分の静寂が本当に静かになります、そしてそこから粒立ちの良い音が一気に
弾けるのでまるでボリュームを大きくしたのかと思うくらいです。
シンバルのタッチもいいですねー、金属の響きが再現されています。ピアノは付帯音が付きやすいのですが、透明な中に鍵盤の
アタックが冷たく冴えていてちゃんとピアノの音になります。
テーブルタップにするとFilter基板の効果が薄れるかと思って心配しましたがバッチリ効果があります。
気に入っちゃいました。





2015.08.30 Filter基板を使ったテーブルタップコンパクト版を作成しました


夏休みは猛暑でさすがに半田ゴテを握る気になれず、その後急に涼しくなって風邪を引いてコテが握れませんでした。

前回はオヤイデのごついタップを使ってテーブルタップを組みましたが、東京都のH.Sさんが作ったコンパクトなヤツ
が良いなと思い千石で部品を買ってきました、今回は予算もかなりコンパクト。






タカチのケーブルグランドはΦ12なのでこういう時はステップドリルが役に立ちます、ドリルで開けてリーマーで穴を
大きくするのもありですが、体力的に厳しいので工具に頼ります。Φ12くらいならスイスイスイと楽勝です。





おっと、内側のナット径がでかくて蓋が締まりきりません。ナットを締め込んで固定してからカットしました。やれやれ完成しました。






2015.10.04 Filter基板に使うコンデンサー比較を行いました。


龍一さんが絶賛していたASCのコンデンサーを同梱したASCスペシャルなFilter基板を頒布しようかと思い、自分で聴きもしないで頒布は無責任なので、
今日ASCとオリジナル、その他のコンデンサー比較をしていました。
皆さんが仰る様にここに使うコンデンサーで随分音が変わります。Filter基板有り無しが激変に近いとすればここのコンデンサーは変化大です。 ASCはエージングが進むと良いですね。

高域がどうのとか低域がどうのではなく、解像度が上がった感じがします。透明感がアップするとでも言いますか、
ボーカルの口が小さい、大きいとかでもなく、大げさに言うなら口の中、歯並びや舌の動きが見える様な感じです。
オーケストラでも余分な付帯音が取れて澄んだ音になります。オリジナルが太い線とすればASCはシャープな線という
感じがしました。






比較したのは手元に有った以下の4つです。 まずはオリジナル、これはこれで嫌いじゃないです。ボールドな感じですね、濃い音がします。
次はEROのMKP0.1uf/250VとMKT1813の0.068/400Vですが、この2つは良く似た音がします、ちょっとモワッとする感じですね。
他の部分に使うと良い音がする実績のあるコンデンサーなのですが、ここには合わなかった様です。





ASCは海神無線で売っているX363 400V DC 0.1μFですのでこれを添付してオリジナルも一緒に入れてお好みに合わせて
使っていただくというか実験して楽しめたら良いかなと思います。





うーん、真面目に取り付けてみると若干収まりません、龍一さんがファインメットを使ったノーマルチョーク部に抵抗で
ダンプすると良いということでしたし、抵抗も入れられる様にここで基板を起こし直してRev2.0にしようと思います。
10月24日くらいから受付出来るかな。








2015.10.11 Filter基板Rev2.0のアートワークが出来ました。


変更点は以下の4箇所
1.ファインメットコアにダンピング抵抗をパラで入れられる様にした。
2.ファインメットコアだけでなく、ファインメットビーズを2個直列に入れられる様にパターンを新設。
3.コンデンサーはシリーズにすると音が悪いので1個にして色々な種類のコンデンサーが取り付けられる様にユニバーサル化した。ASCも取り付け可能
4.抵抗とヒューズが多きなコンデンサーを使った場合当たるので少し上にずらした。

海神無線さんにX363 400V DC 0.1μFを買いに行って聞いたのですが、ASCには新しい物があり、これは台湾製でオリジナルとは
全く別物で音が悪いそうです。オリジナルは軍用に使うピンホールの極めて少ないフィルムを使っているそうでもう製造を辞めたい
らしいです。無くならないうちに買っておかないと頒布出来なくなってしまいます。










2015.10.17 Filter基板Rev2.0の内容物と価格。


Filter基板Rev2.0基板の部品を買いに秋葉へ行きました。いつもの千石で売っている端子台を買おうと思ったら品切れでした。
秋月の安いやつは配線をくわえる金具がやわで嫌だし、と思いつつ物色していると千石のと同じ構造でしかも大きくて頑丈な
物が35円であるじゃないですか、千石のは158円もするし、こっちに決めました。ASCのコンデンサーと抵抗2本追加で500円以上の
値上げになってしまい悩んでいたのでこんなところで200円コストダウン出来るなら皆さんにも喜んでいただけると思います。





セット内容
1.アミドンのコアデーターシート付き未開封
2.海神無線さんのファインメットコア×2個
3.海神無線さんのASCコンデンサーX363 400V DC 0.1μF(OLDType)最近どこぞで売っている安いやつはNewType、別物で駄目です。
4.オヤイデの銀メッキ0.8mm単線ジュンフロン(FEP)被覆1.2m
5.基板(写真はまだRev1.0)
6.REYの1/4W×5本
7.端子台
8.秋月のニツセイMMCシリーズ、0.1uF/400V×1個
9.千石のヒューズ








2015.11.08 Filter基板Rev2.0作成と試聴。


Filter基板Rev2.0を組んでみました。
Rev1.0に比べると、電源を入れてすぐは「音悪くなったんじゃない?」って感じになります。
モヤモヤだったりカチカチだったり情報量出ません。
3時間くらいエージングしたらバッチリになりました。
必ずエージングして使って下さい。










2015.11.21 Filter基板FMCとFMB。


ファインメットコア(FMC)とファインメットビーズ(FMB)2個の比較試聴をしてみました。
全然違う、抑圧された状態から解き放たれた感じですね。情報量も一気に増えるし、弾む
感じになります。中高域も伸びるし低域も伸び伸び出ます。
以前ファインメットビーズ1個で試した時はデジタルノイズ特有のザラつきが残ってしまい
FMCにしたのですが、FMB2個だとザラつきも取れてなおかつ伸び伸びして良い感じです。
ユニバーサル基板で試作した時にはFMCとFMB1個で比較してFMB1個ではデジタル特有のザラつきが取れなかったのでFMCにしました。
若々しく元気の良いFMBとしっとりとした大人のFMCどちらも魅力的ですのでご自宅の環境に合わせて使い分けて頂ければと思います。
とりあえず次の頒布はFMCで行います。










2016.01.17 Filter基板巻線色々。


色々なDACやAMPに入れようと思って巻線違いで何種類か作ってみました。
当然と言えば当然ですが、巻線によっても大きく音が変わります。





左上がRev1.0、これもASCがぎりぎり入りますし抵抗は手付けすればRev2.0と同じ性能です。
2番目がRev2.0のオリジナルです。3番目がオヤイデ電気の銀線0.8Φです。
下の段左が武藤製作所のAugLineαの銀+金線です。下の段右が頂き物のPCOCCです。



まずはオヤイデ電気の銀線0.8Φから、確か1m800円だったと思います。
これはオリジナルに更に高域の情報量が増え解像度が高くなります。
1時間のエージングだとまだ硬いかな、ボーカルはカサつき気味に聞こえます。

武藤製作所のAugLineαの銀+金線です。
同じく1時間のエージングの後に聴いてみました。
こちらもオリジナルより高域の情報量が増えます、中域の量も増えるので潤いのある解像度の高い音です。
でもまだ硬いかなもう少しエージングしてから聴いてみましょう。

24時間後
これはすごい!全体域に渡ってバランスの良い密度の高い音になります。それでいてうるさくないしっとりとした音です。
深みがあってスピード感のあるなんとも言えない素晴らしさ。1m3,400円と少々お高いですが、素晴らしい音です。
難点は若干低域が薄くなり全体にパワフルな感じがしなくなる点でしょうか。皆さんも是非お小遣いに余裕のある時にお試し下さい。


次は頂き物のPCOCCです。
エージング無しではちょっと硬いかなー。
24時間後
高域も綺麗に伸びて繊細な音ですね、低域もたっぷりで非常にバランスが良い音になりました。
これが最強ではないでしょうか。


どの巻線でも言えることですが、ASCを使った場合必ずエージングをしてから評価してください。
エージング前では、以前より音が悪くなったと感じる場合があるくらいです。





2016.02.21 Filter基板最新セット。


ファインメットコアよりファインメットビーズの方が音が良いという結果が出たのでちょっと測ってみました。






こちらはジュンフロン線にファインメットビーズ(以降FMB)を2個通しただけの物です、それでも22uHくらいあります。






こちらはファインメットコア(以下FMC)にジュンフロン線を1ターンした物です、6.8uHしかありません、以外ですね。この違いが音に出る様です。








最新版セット内容
1.アミドンのコアデーターシート付き未開封
2.海神無線さんのファインメットビーズ×4個
3.海神無線さんのASCコンデンサーX363 400V DC 0.1μF(OLDType)最近どこぞで売っている安いやつはNewType、別物で駄目です。
4.オヤイデの銀メッキ0.8mm単線ジュンフロン(FEP)被覆1.2m
5.基板(写真はまだRev1.0)
6.REYの1/4W×5本
7.端子台
8.秋月のニツセイMMCシリーズ、0.1uF/400V×1個
9.千石のヒューズ


ASCのコンデンサーは淡麗で澄んだ音がします、これと対照的にニッセイのMMC0.1ufは太く濃厚な音がします。
好みによってはニッセイのMMCも面白いので添付しています。どちらかお好みの方をお使い下さい。
ASCは必ずエージングしてからお使い下さい。







2017.01.09 組み立て情報追加。


以前はセットで頒布をしていたので抵抗値を書いていませんでしたが、基板単品での頒布となったので抵抗値を記載します。
R1=33Ω、R2=33Ω、R3=16Ω、R4=220Ω、R5=220Ω、となります。


2017.06.03 お待たせしました部品表を公開します




Rev1.0の部品表です。


Rev1.0基板は海神無線さんで扱って頂いております。
海神無線さんへのリンク


Rev2.0の部品表です。





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