ES9038Q2M
2022.04.10 ES9038Q2Mを買ってみた
自作オーディオマニアの間で評判が高いES9038Q2Mにとうとう手を出してしまいました。
わずか4,900円で良い音のするDACが買えるとの事でポチりました。これに12VのACアダプターを繋げば即音が出ます。
早速音出しをしてみると巷の噂通りのっけから良い音で鳴ってくれます。びっくり4,900円でこんなに良い音出しちゃって良いのかって感じです。
よく聞くとまあ自宅のメインのES9018DACに比べると中高域の情報量が少ないですが、
改造を前提なのでまずは素性の良い音に満足です。
coaxialもopticalとI2S入力も付いています。現在設計中のDIR9001を使ったDAI(Digital Audio Interface)基板はこのDACのI2Sに接続するためでもあります。
送られてきた時のパッケージです。
ひどいしわくちゃで良く中身が無事だったもんです。
2022.05.22 ES9038Q2M改造その1カップリングの電解をフィルムコンに変更
さて、ES9038Q2Mは電源やカップリングに電解コンデンサーを使っている等改造したくなるネタが沢山あります。
ますは信号の通り道にあるカップリングに電解コンデンサーを使っているのでこれをフィルムコンに変更しましょう。
基板は2枚買ったのでおかしな方向へ進んでいないかオリジナルの音を聞きながら勧めていきましょう。
電解コンデンサーをフィルムコン(PLMCAP)に変更した印象ですが、中高域のベールが1枚剥がれた感じでしょうか。
でも、変化度合いはそれほどでもありません、もっと劇的に変化するかと思ったのですがボトルネックはここではないようです。
次はオペアンプの交換でもしてみましょうか。
2022.05.29 ES9038Q2M改造その2 オペアンプをLH0032に変更
ES9038Q2Mにデフォルトで載っているオペアンプはJRCの5532です。
これを龍一さんに譲ってもらったLH0032デュアル基板でナショセミのLH0032に変更してみました
おおー!これは激変!
情報量が一気に増えて立ち上がりのするどいナショセミのLH0032の音になりました。これは元に戻せないです。
他にも変更したい点はまだまだあります、今電源は全て電解コンデンサーなのでOSコンかPLMCAPに置き換えたいですね。
2022.06.05 ES9038Q2M改造その3 全ての電解コンデンサをOSコンに変更
基板上全ての電解コンデンサを龍一さんにもらったOSコンに置き換え。
これまた激変です!
低域もモヤモヤが取れてくっきり締まったスピード感のある低域になりました。
中高域も改善されてシンバルのタッチが聞き取れる様になりました。OSコンはエージングでもっと良くなるはずなので期待しましょう。
いやーやっぱり電解コンデンサは悪ですね。容量の大きなところは仕方ないですが、小容量の部分は全てフィルムコンかOSコンに置き換えるのが良い様です。
電解コンデンサの交換も後3個となったところで、半田吸い取りコテがとうとうお亡くなりになりました。
かなしぃ〜。15年間使って大いに活躍しましたね。吸わなくなってきたのでダイヤフラムや弁を交換して
いましたがとうとうヒーターが切れてしまいました。買い換えなくては。
めちゃくちゃ久しぶりにスッポンの出番が来ました。工具箱の奥に転がっていました。
これ、うまくやらないとパターン剥がしてしまうのであまり得意ではないんですよね。
2022.06.19 ES9038Q2M改造その4 アナログ電源を±LED電源化
通電ししてみんべさんの記事を読んでアナログ系の電源を単電源から±両電源しかも得意のLED電源化しました。
いや〜これは効きますね!音量を上げた様に聞こえます。全域で情報量が上がります、中高域の抜けも良いですし
低域の解像度も上がりますやはり電源で音が決まる様ですね
使用したLED基板は下記で手に入ります
±両LED電源基板のページ
両電源化するにはオペアンプの上に縦に2個並んだ電解コンデンサの上側を外し、2.2kΩを2個外します。更に8.2kをGNDに落として完成です。
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